カウンセリングハウス Concierge順子 〜コンシェルジュ ジュンコ〜 Concierge順子はこころの救急車です。
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恋愛小説・心理カウンセリング

13.偽り
「人の為に何かを為す」と書いて「偽り」と読む。
所詮は、貴方の為に生きるとは、自分の下心の巣窟なのだろうか?
だけど、ほんの一瞬でも貴方が微笑んでくれた時、私の中に「幸福」や「安堵」や「満足感」が生まれるのは
確かな事実として、自らの感性に囁いてくれる。
そんな小さな「幸せ」を求めることすら、偽りの中に身を置くことなのだろうか?
本当は、自分がそう感じたいから、貴方が笑ってくれる私でいたいと願うのかもしれない。


だけど、ひとたび貴方から笑顔が消えた時を過ごすと
愛を疑い、愛の言葉を求め、私に見えないところで笑っている、貴方の幻影に苦悩する。
「あんなに一生懸命、やったのに・・・貴方の為に生きたのに・・・。」
そんな言葉を吐露した時に、貴方と共に暮したことすら、私の中で「偽り」と化す。


愛とは・・・「偽り」なのだろうか?
愛とは・・・「幻」なのだろうか?
愛とは・・・「揺らぎ」のだろうか?


何故 、愛は「求めてしまうことに行きつくのだろうか・・・」

私は「人の為に生きる。」という言葉を好んで使うことがありません。
カウンセラーをした理由すら「人の為に生きたい」と思ったわけではなく、自分自身が職業として選択したいと思ったから
という自己発生的な理由からです。
人に何かを求めると、それは苦悩の始まりだと感じることが多いから、自己の中で、理由付けをする時には
なるべく「自分を軸」として物事を捉えようと思います。
だけど、恋愛の場合、近い仲での相互依存・・・やはり、相手に求めることは「自分の幸せ」だと感じます。
でも、これは「お互い」ですから、結局「歩み寄りのバランス」が大切なのでしょうね。

 

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