カウンセリングハウス Concierge順子 〜コンシェルジュ ジュンコ〜 Concierge順子はこころの救急車です。
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恋愛小説・心理カウンセリング

10.呪縛
「あのとき、ああ言ったじゃない」と、女は諌め・・・。
「あのときは、そう思った」と、男は呟く・・・。

男と女は感性の根本から違うのだろう。 女は言葉を約束と捉え、男は言葉を瞬間と捉え、そこのループで堂々巡り。
確かに、今と以前とはスチェーションも違えば、愛の色合いも違うのだろう。
けれど、女は許さない。
けれど、女は許せない。
慣れ親しんだ身体の度に、慣れ親しんだ身体が故に、男の感性が鈍くなっていくことを。

女の星は*農耕民族*
男の星は*狩猟民族*
鶏を飼って増やして卵を採るか・・・鶏を狩り続けて満腹を得るか・・・瞬間的な選択の方法は
どっちも、両方正しいのかも知れない。

だけど、男の食事の仕方、タイプがいろいろあるようで、捕らえた獲物を「喰い残し」あげくの果てに「喰い散らかし」。
そんな男に言いたいことは「どうせだったら、尻尾の先まで食べて頂戴」
耕し実りを得るまでは、じっと耐えてる女でも、身体の痛みは耐えられるけど、心の痛みパックリと
割れては飛び出す涙かな・・・。

繰り返される*飴と鞭*・・・男の機嫌の揺れ幅に、女心も揺らり揺られて、引きずり込まれた行き先は
情が絡んだ「恋愛マインドコントロール」。

「どうして、小さな約束も、自分が吐いた言葉さえも守り通してくれないのか」と、踏んづけられた自分がいても
拒絶や別離や否定すら、呪縛の中に埋もれていき、二人でいても一人ぽっち。

何に呪縛をかけられたろう・・・。
相手の優しさ・・・?
相手の温盛・・・?
それとも、相手のために費やした自分自身の心の痛手・・・?

どうせ、呪縛が解けぬなら「同じ痛み」を貴方にも感じて欲しいと女は願う。
それも、呪縛の極めつけ・・・・。


本当は相手に何も望まずに「無償の愛」を、捧げられたら苦悩の文字が消えるのかも知れませんが
私自身は男女の仲で「無償の愛」は存在しえないような気がします。
何故なら、お互いに、自分が自分の幸せを追い求めて、追いかけるという・・・
それが恋愛の起点のような気がするからです。
そして男女の感性の違いが、時には溝を作り、自分の幸せのためにした行為のはずなのに、心が砕け散る思いを
感じ始めて・・・それでも何故、その場に拘ってしまうのか
自分は何に呪縛されて、心が絡め取られているのか・・・と、苦悩の中に身を置き続ける我に
ふと気が付いたりします。
私、個人は「喰われる」恋愛は嫌いです。自分の幸せのためにした恋愛ならば、お腹一杯食べさせてもらおうと思います。
腹八分でいると、もう少し食べたくなるから未練を引きずり、そして、そこに縛られる・・・これが私の「呪縛」の姿です。
貴方は、何に縛られますか?


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