カウンセリングハウス Concierge順子 〜コンシェルジュ ジュンコ〜 Concierge順子はこころの救急車です。
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パニック障害

(1)パニック障害とは
不安障害のひとつ、身体に異常がないのに突然、動悸や息切れ、めまいなどの激しい身体の
症状が起こり、さらに強い不安にとらわれるものです。これをパニック発作と呼びます。
パニック障害=パニック発作+予期不安(予期不安が1ヶ月以上続く)
ストレス耐性が低い人に起きる。(→分離不安)
対処の仕方・・・SSRI+認知行動療法(暴露療法)

(2)パニック発作の定義
1.動悸・心悸亢進、または心拍数の増加
2.発汗
3.身体の震え
4.息切れまたは息苦しさ
5.窒息しそうな感覚
6.胸痛または胸部不快感
7.吐き気または胸部の不快感
8.めまい、ふらつく感じ
9.現実感がない、離人症状(自分が自分でない感じ)
10.気が変になるのではないかという恐怖
11.死ぬことに対する恐怖
12.皮膚感覚のマヒ、うずく感じ
13.身体全体の皮膚が冷たい、または熱いという感じ

※パニック発作と定義するのは、検査で身体に異常なしと確認されたうえでのこと
※上記症状のうち4つが同時に起こり、10分以内に急激に高まり、急速におさまっていくものです。
パニック発作は激しい動悸や息切れ、めまい、発汗などが一気に起こり、10分以内に
ピークに達します。あまりに激しい症状なので「死んでしまうのではないか」「気が変になってしまう」という恐怖感を伴います。
症状は、あまり長くは続かず、ほとんどの人は30分以内、長くても1時間以内におさまります。

(3)パニック発作が起こる状況
カウンセリング不意に起こる
場所も状況も選ばす、突然起こるパニック発作。まさに青天の霹靂。
カウンセリングある状況に限って起こる
恐怖感や緊張感を感じるような場所や状況におかれた時に起こるパニック発作。
「状況結合性パニック発作」ともいう
ある状況で起こりやすい
1と2の中間で、ある状況のもとで起こりやすくなるパニック発作。
発作は必ず起こるわけではなく別の状況でも起こる
突然の発作を何度も経験するうちに、ある種の条件づけが出来上がる。
発作の起こった場所と状況に身をおくと、緊張が高まり、自ら発作が起こりやすい状態を作ってしまう。

パニック発作が起こりやすい場所
・公の場
病院や銀行の待ち時間、美容院、待ち時間、式典の会場など
・狭い空間
トンネルやエレベーターの中など
・一人のとき
誰にも助けが求められない状況、病院が閉まっている夜間、入浴中など
・乗り物の中
電車やバス、飛行機、渋滞の車など
・人込みの中
デパートやスーパーの中、雑踏の中など

(4)DSM-IVパニック障害の診断基準
パニック発作があれば、パニック障害ということではない。
いつ起きるかわからない発作に不安を抱き、生活にも支障をきたす場合をパニック発作という。

パニック障害の診断基準
A.(1)と(2)の両方を満たす。
(1)予期しないパニック発作が繰り返し起こる
(2)少なくとも1回の発作の後、1ヵ月(または、それ以上)以下のうち1つ(または、それ以上)
が続いていること
(a)もっと発作が起こるのではないかという心配の継続
(b)発作または、その結果が持つ意味
(例:コントロールを失う、心臓発作を起こす、気が変になる)についての心配
(c)発作と関連した行動の大きな変化
B.広場恐怖が存在しない場合(広場恐怖を伴わないパニック障害)
B´.広場恐怖が存在する場合(広場恐怖を伴うパニック障害)
C.パニック発作は物質(例:薬物乱用、投薬)。または身体疾患(例:甲状腺機能亢進症)の
直接的な生理作用によるものではない
D.パニック発作は、以下のようなほかの精神疾患では、うまく説明されない
たとえば、社会恐怖(例:おそれられている社会状況に暴露(さら)されて)、強迫性障害
(例:汚染に対する強迫観念のある人がゴミに暴露されて)
外傷後ストレス障害(例:強いストレス因子と関連した刺激に対して)、または分離不安障害
(家を離れたり、または身近の家族から離れたりしたとき)。

(5)広場恐怖
「広場」とは、ギリシア語の「アゴラ」が語源。「集会所」「市場」という意味で
広い場所という意味ではない。広場恐怖の対象となる場所は、人によって違う。
パニック障害の人によく見られるのは、急行電車や飛行機など、すぐに逃げることが
出来ない場所に不安を感じる。その他、家で一人で過ごすことが不安になったり
心臓がドキドキするような運動をしたり、心が動かされる映画をみるのを避けるのも
隠れた広場恐怖。回避行動に出るので日常に支障をきたすほどになる。

(6)うつ状態への移行
広場恐怖や回避行動がみられるようになると、日常生活で「できないこと」が多くなっていきます。
そんな自分を情けなく思うのだが、発作が恐ろしく、家に引きこもってしまうこともあります。
このような不安定な生活が続くと、次第に「なにもやりたくない」状態へと陥ってしまいます。
また不定愁訴(気分がはれず、身体のあちこちも不調になる)も起こります。

 

うつ病

うつ状態

強さ

強い

弱い

妄想

妄想的になることがある

現実からずれない

自殺

自殺することがある

比較的まれ

状況からの影響

よいことがあっても気が晴れない

よいことがあると少し気が晴れる

きっかけ

環境や対人関係の変化が主

気落ちするような出来事

周囲からみて

理解できないことが多い

理解できることが多い

仕事・趣味

全く手につかない

やっていると気がまぎれる

(7)パニック障害の治し方
多くのパニック障害の人は、広場恐怖に苦しんでいる。その広場恐怖は誤った思い込みで
出来上がったものに過ぎない。行動療法とは、恐怖の対象へ少しずつ近づいていって
誤った思い込みであることを認識させ、恐怖を克服していく治療である。
@暴露療法
例:電車に乗れない人の場合
1.駅の改札口まで行く
2.プラットホームに立つ
3.誰かに付き添ってもらって(信頼している人)一駅だけ乗る
4.一人で一駅だけ乗る
5.各駅停車で二駅以上乗る
6.急行電車で一駅だけ乗る
7.急行電車で二駅だけ乗る

無理をしないプログラム、出来たらお祝いも可
例:スーパーに行けない人の場合
1.スーパーの入り口まで行ってみる
2.店内をゆっくり歩き、眺めるだけ
3.家族と一緒(信頼している人)に行き、レジを済ませる
4.一人でレジに並んでみる

A認知療法
うつになると、物事を自分にとって悪いほうへと受けとりがちです。
治療者と対話しながら、考え方(認知)の歪みを修正していく方法です。
B呼吸法
丹田呼吸法(腹式呼吸)で、呼吸を整えていく(深い呼吸を作る)ことも
パニック障害の方には有効とされます。
太極拳など呼吸を整える運動を勧めたりもします。→本人のストレスにならなければ。
Cストレスを、こまめに解消することです。

(8)再発
すっかり回復したと思っていたら、不意に再発することもあるが、落ち着いて対処しましょう。
初回よりも軽くおさまります。
発作が再発した時は、不安をコントロールすることが大切です。
「パニック発作は、直ぐにおさまる、死ぬことはない」と自分に言い聞かせて 身体をリラックスさせましょう。
不安をやり過ごす工夫をする。深呼吸をしたり、ガムを噛む
人と話しをする、抗不安薬や御札など、安心するという「お守り」を持つのも方法です。

(9)家族の方へ
@間違った対応
・心配のあまり、つききりで手と足をとり世話をやき過ぎる。本人の治そうという意欲を 失わせてしまう
・非難する・原因をどうして・・・と追及する
・叱咤激励する
禁句集
・なにをやっているんだ   ・気のせいだ、気の持ちようだ
・しっかりしろ       ・性格を変えないと治らない
・性格が弱い証拠だ     ・そんなことでは、また発作が起きるかもしれないぞ
・どうしてこんなことになったの
・(本人の前で)おまえのせいだ
・ 根性がなさ過ぎる

発作が起こった時は、まず家族もあわてないことが必要です。
「直ぐにおさまるから大丈夫」と本人の気持ちを落ち着かせることが最優先。
肩を抱く、背中をさする、手を握るなど、大丈夫という安心感を与えるようにしましょう。

Aうつ状態の場合→休養優先
うつ状態になると気分が落ち込み「そっとしておいて欲しい」と一人になりたがります。
時には感情が波立っているせいか、ささいなことで怒ったりします。
しかし、本人はけっして一人になりたいのではない。内心では孤独を感じていて
家族や周囲の人に心を癒してもらいたいと思っています。
家族として大切なことは、腫れ物に触るような態度ではなく、寛容に見守ることが大事です。
本人が、うつ状態になっていると解ったら、休養を勧めてみる。本人は休むことに
罪悪感をもっていることも多いです。
※周囲が気付く目安
・沈んだ表情ばかりで笑顔がなくなる
・いままでしていた家事、仕事などをしたがらない
・ボーッとしていて話しかけても返事をしない
・朝早く目覚めたり、夜なかなか寝つけない
・身だしなみに気を使わなくなってきた
・面白しろいはずのテレビ番組を見ても笑わない
・イライラして人の話を最後まで聞かず怒る

パニック障害は、SSRIというお薬とカウンセリングを併用することで回復していきます。
一人で抱え込まずに、専門知識のあるカウンセラーを、訪ねてみてください。

 

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