カウンセリングハウス Concierge順子 〜コンシェルジュ ジュンコ〜 Concierge順子はこころの救急車です。
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恋愛小説・心理カウンセリング

19.真昼の月( あなたにいてほしい  song by スウィング・アウト・シスター)
                       心の根元に刻まれた深い、深い傷は
                   真昼の明るさの中に、その存在を隠されている月のよう・・・
                     けれど、ひとたび、心の闇が、何かの拍子に訪れた時
                    パックリと割れた傷口から、宵闇の恐怖を照らしだす
                        トラウマ・・・人が名づけた真昼の月

恐怖を抱くような戦慄の瞬間、それは白昼夢だと思いたい・・・。
私でなくても良かったのに・・・なんで私が、こんな辛酸を舐めなければいけないの。
神様、助けてと叫んだけれど、神様、私が一体どんな悪いことをしたのよと、全てを呪う呪文を吐いて
汚れた傷を千切り捨てる。

消しても、消しても消えない記憶、神が背負った十字架が、私の脳裏に刻み込まれ、まるで輪郭だけを描いては
戦慄の全ては、白昼夢の如くぼやけて見える「真昼の月」
思い出したくないという心を防衛するものと、現実に割れた傷口の血潮が飛び散る痛みとが
混乱という序章の幕を開ける。

そんなときは、あなたにいてほしい。
あなたと共に、戦えるなら、きっと昔を取戻せる。
あなたに出会った頃の私・・・笑顔で微笑んでいた頃の、あなただけの私。

月は確かに、そこにある・・・見えないけれども、そこにある・・・愛するあなたの存在と、支えてくれるあなたがいる限り
たとえ、宵闇が私に襲いかかろうとしても、大丈夫、私は決して、そこから逃げたりはしない。

傷の無い人生などないのかも知れない。
生きるということが、傷つくことなのかも知れない。
だけど・・・あえてつかなくてもよい傷だって、この世にはたくさん存在すると、真昼の月に導かれ
あなたと歩く一本の道。月は、もう満月じゃない。


TBSの社会問題を織り交ぜた心理テレビドラマ「真昼の月」。暴力や強姦という不条理な現実を突きつけられた
女性が、それを乗り越えていくというストーリーの中、それによって心に受けた傷「トラウマ」を描いた作品でした。
私の中に、同じような真昼の月は存在したのだと思います。
いえ、見え隠れもせずにいるから分からないだけで、心のどこかに、いまも月が潜んでいるのかも知れません。
社会の中に、存在してはいけない犯罪・・・暴力という手段で、人の尊厳を汚していく人の業の哀れさ
力の弱きものを屈しようとする強弱の論理を憎んでやまないことが、自己の真昼の月の象徴なのかも知れません。
心に傷をもたない人は、確かにいません・・・問題なのは、つかなくても済むはずの傷だということです。
現行の裁判のことは解かりませんが、つい最近までは、闘う姿勢も萎えるほどの裁判をしていた恥ずべき日本の
法曹史が存在します。守られるべきものは、本当は法律ではなく、人の倫理だと思っています。

 

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