一般的にはカウンセラーの所に「悩み」を抱えて、訪れる人の事をクライエントと呼ばせて頂いています。
でも「悩み」の無い人間なんて世界中を探してもいるでしょうか?
日本で
「あら、お金が無いわ。今月どう生活して行こうかしら?また、キャベツだわ。」
「足の裏が痒いわ。あら、水虫だわ。ブーツが原因ね。まぁ、どうしよう病院に行こうかしら。」
アフリカで
「日本から援助してくれた蚊帳は目が細かいな。これじゃ暑くて夜眠れない。
でも、蚊帳をしないとマラリアになってしまう。どうしよう・・。」
アメリカで
「ハンバーガーの食べ過ぎで家の玄関から出られなくなったよぅ。玄関を壊すべきか、ハンバーガーをやめるべきか、
これが問題だ。」
困ったな、心配だ、不安だな、どうしようorどうしたらよいんだ。
全ての悩みがこころの痛みへと進んでいき、だんだんとそれに、とらわれていき、24時間その事ばかりを考えてしまい
想像もつかないような苦しみの中に自分を置いてしまう可能性を秘めています。
クライエントという心理専門用語がありますが、本当は私も含めて世界中の人間全部が、広義の意味で「クライエント」と
呼べる
のかもしれません。(ただし私はクライエントであっても、カウンセラーとしての私は精神統一されていなければ
いけません。余談でした。)
ここで知っておきたいのは「自分自身のこころの状態」です。
何か漠然とした「悩み」や、はっきりとつかめている「悩み」に遭遇してご自分の「こころ」が、どのくらい痛いのか、どのくらい
重いのか。
抱えている悩みが・・・
・ 何に悩んでいるかはっきり捉えられているのでしょうか。
・ ひとりで悩みを背負い込めるのでしょうか。
・ ひとりで解決の方法を見つけられるのでしょうか。
(ご家族・友人・お知り合いの悩み等も含めて。)
・ 悩む事によって、身体まで辛くなっていないのでしょうか。
・ 誰かに頼りたい(癒されたい、救われたい、縋りたい)と思う気持ちがあるのではないでしょうか。
・ 悩みの質と重さはどの程度でどの位続いてどんな苦痛の中にいるのでしょうか。
クライエントという言葉を、私は好きではありません。
でも、クライエントの方達は大好きです。
クライエントの方として私の所にいらっしゃる方達の大半は、長い期間、自分で自分を見つめて、そんな自分を抱えて訪れてく
れます。
「自分のこころの状態が、現在どういう状態にあるか」を自分で見つめる事が大切なのではないでしょうか。
そして自分の悩みが自身の中で波紋を広げて大きくならない事、その傷口の治療を早めに心がける事が大切だと私は思い
ます。
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