カウンセリングハウス Concierge順子 〜コンシェルジュ ジュンコ〜 Concierge順子はこころの救急車です。
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つれづれ日記

12.(H.18.3.8記)
ジェンダーフォーラムにて
先日、母校の立教大学主催の「ジェンダーフォーラム」に参加して来ました。
「ジェンダー」とは身体的な性別(sex)のことではなく「女だから・・・」「男のくせに・・・」などの、背景にある社会的・文化的に
作り上げられた性別のことで、これは時に「常識」「当たり前」と見なされがちですが、性を巡る社会通念・制度・規範には
私たち一人ひとりの個性的な在り方を抑圧するものが少なくありません。
「常識」にとらわれず、性や性差についての問題に敏感に反応し、本音で語り合い、考える場をもつこと
それが、このジェンダーフォーラムの指針です。
そして「ジェンダー」という概念は紆余曲折の末「男女共同参画基本計画」として、平成17年12月政府によって纏められ
文書となりました。
「男女平等参画基本計画」ではなく「共同参画」という文書として・・・。


「元始、女性は太陽であった。」フェミニズム運動・先駆者の平塚雷鳥が創刊した「青鞜」という雑誌は
男女同権主義に基づく、女性の権利拡張思想の幕開けとなり、その思想は政治家・市川房枝に影響を与え
フェミニズム運動は流れていきました。
ジェンダーという性差の概念を作り上げた元が、ここにあると思います。
「戦後、女性とストッキングは強くなった。」と、巷で言われますが女性史という観点から見直してみると
女性最古の職業は「マリッジ・マーケット」とも言われるように、自らを商品化したものだったようです。
いつの時代も、その生殖機能によって分別されてきた歴史をもつ女権の不安定さは現代においても
まだ基盤を築く過程にあるようです。
特に、この「ジェンダー」の問題が国際社会で語られ、男女平等の議論が交わされた会議の場で、日本は他国の様子を
見ながら、議定書に一番最後に調印したと噂されています。
「日本という国は、自らが改革や変革に立ち上がるという体質を持たず、常に諸外国の態度を気にしながら
それに併せるという体質の国である。」という意見がフォーラムで語られたことは印象的でした。
さしずめ「日の丸・視線恐怖症」とでも言えるのでしょうか?
カウンセラーとしては、是非、治してみたいとは思いますが・・・・。


「DV(家庭内暴力)という概念が社会に定着しなかったら、一昔前までは痴話喧嘩として扱われてしまっていた。
言葉の論争よりも、概念を残すということ自体が大切なことなのです。」と、このフォーラムの締めくくりで
仰った教授がいました。
私は生殖機能としては女性の部類に入ります。
ただ、私を形容する中に「男らしいね」「男みたいだね」という言葉を頂くことも多いので
一体、男らしさとは如何なるものか考える機会が、人生において多々ありました。
「私が生きることは、ジェンダーという概念を残せるということなのかもしれない。」という思いで参加した
ジェンダーフォーラムでした。

 

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