カウンセリングハウス Concierge順子 〜コンシェルジュ ジュンコ〜 Concierge順子はこころの救急車です。
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つれづれ日記

9.(H17.11.25記)
映画「遠い夜明け」鑑賞記
先日、親しい友人の勧めで「遠い夜明け」というネルソン・マンデラ投獄後の南アフリカのアパルトヘイト法による
人種差別を画いた映画のビデオを見ました。
アパルトヘイトとは「全ての人種が分離発展する権利を持つ」という人種隔離政策のことで、映画は1960年代に実在した
スティーブ・ビコというナタール大学の医学生が白人による黒人差別に対して、どう立ち向かって、どう指揮をとったか
30才の時に逮捕されて拷問死するまでを前半に、ビコの親友ドナルド・ウッズ(実在した新聞記者)がハンガーストライキと
公表されたビコの死の真相を、命を懸けて亡命し、国際社会に出版という形で知らしめアパルトヘイト撤廃に尽力するという
後半とで構成されていました。
ビコのアパルトヘイト撤廃運動は「意識運動」と呼ばれるもので「我々、黒人の最大の問題は白人の差別より、自分たちの
劣等意識である。我々は黒人であることの誇りに目覚めよう。」という意識改革でした。
「白人に暴力で抑圧されることによって、生きる希望を黒人である我々自らが、捨てている。誇りをもって祖先の文化を
夢も持てないでいる子供たちに対して伝えていこうではないか・・・。」
ビコの精神は、どこかインドの解放運動の父であるマハトマ・ガンジーの「非暴力・不服従」の精神に似ていて
まるでレオ・トルストイの平和主義(神の国は汝のうちに存在する)の片鱗も見え隠れするのですが、確かに、暴力を暴力で
返そうとすると悪循環の輪廻の中に引き込まれてしまいます。
解放運動の基本理念は意識改革運動にありなのかもしれません。
しかし、この映画は過去の記録映画ではありません。現在にも繋がる「優劣の意識」に対しての問題提起だと感じます。
民族的偏見撤廃や、富める者が勝者で貧しき者が敗者であるという意識の改革、武力を持って制することが国連の
権威を失墜させていることに気付かない常任理事国、生きとし生けるもの全てが「真実の平和」の持つ意味を考え
ただの「戦争論」だけに留まらぬように、そして階級意識や人間に対する強弱の偏見が、まだまだ世界には残っていることを
私たちは忘れずに見据えていきたいものです。
最後に個人的私語・・・「自衛隊軍反対、防衛は軍備だけに非ず。これが2度の大戦の歴史を学ぶことによって得た
昭和34年生まれの私の結論であること。」・・・・。


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